AUDIOプレイバッハ.PLAYBACH

MoFi Electronics（モーファイ・エレクトロニクス）は、音楽の本質を余すことなく再現することを使命として誕生した、Mobile Fidelity Sound Lab（MFSL）のハードウェアブランドです。「音楽の本質を忠実に再現する」という揺るぎない信念を礎とし、卓越した技術と研ぎ澄まされた審美眼を融合させた製品群を世に送り出しています。その理念は、単なる技術革新にとどまらず、音楽が持つ豊かさと深遠な世界をリスナーに届けることにあります。

Mobile Fidelity Sound Lab（MFSL）の歴史は1977年に幕を開けました。創設当初より、オリジナルマスターテープから音楽情報を極限まで引き出す革新的なマスタリング技術で広く知られています。その中核をなすのが、音楽愛好家たちを魅了してやまないハーフスピード・マスタリング技術です。この手法は、通常の倍の精度で音の細部を掬い取り、深遠で広がりのある音響空間を創り出します。その結果、微細なニュアンスまでも余すところなく再現され、録音当時の空気感さえ忠実に描写することが可能となるのです。

MFSLの音質は「素直で温かみがあり、過剰な加工を排した純粋な音」として高く評価され、多くの音楽愛好家に支持されています。過剰な音圧による不自然さを排除し、聴く者の耳に優しく寄り添うその音色は、レコーディング当時の空気感と演奏の躍動感をそのまま伝えます。その自然で心地よい響きは、聴く者に音楽本来の美しさと臨場感を体験させ、まさに時間を超えて生き続ける音楽そのものと呼ぶにふさわしいでしょう。

Mobile Fidelity Sound Labの真髄は、音響技術の極限を探求し、音楽の真実を究めるという揺るぎない理念にあります。音の一瞬一瞬に込められたアーティストの魂を余すところなく引き出し、リスナーを至高の音楽体験へと誘うこと。それこそが、このレーベルの使命であり、誇りなのです。

カリフォルニアにある専用のマスタリング・スタジオは、まさにその理念の具現化。業界の最前線に立つエンジニアたちと独自の機材によって支えられ、この聖域ではカッティングプロセスのすべてが社内で行われます。これにより、音楽のピュアな本質が損なわれることなく、雑味や劣化を排した純粋な音が生まれます。

このスタジオには、世界にわずか3台しか存在しない、ティム・デ・パラヴィチーニ氏による設計のテープ再生用電子機器が2台設置されています。同氏が手掛けた最先端のカッティング・システムもまたこの場にあり、その広帯域再生の能力は比類なきものです。オリジナル録音から二次高調波や微細な音階（マイクロトーン）、深い低周波の響きまでを見事に引き出し、音楽を一層生き生きと、そして鮮やかに蘇らせます。まさに、音の中に潜む物語が目の前に広がるかのようです。

さらに、Mobile Fidelity Sound Labは、音響技術の研究開発に惜しみなく投資を行い、その歩みは革新の連続で彩られています。Original Master Recording（OMR）LP、Ultra High Quality Record（UHQR）、24KゴールドメッキのUltraDisc CD、UltraDisc UHR SACDといった先進的なフォーマットを次々に世に送り出し、現在では180gのLPやUltraDisc One-Step（UD1S）バイナルボックスセット、ハイブリッドSACDがその象徴的な存在となっています。これらの作品は、カリフォルニア州オックスナードにある姉妹会社Fidelity Record Pressingでプレスされ、ジャケットはStoughton社によって丁寧に製作されています。

さて、なぜ他のレーベルが到達し得ないほどの徹底した取り組みを行うのか、ご興味をお持ちになるかもしれません。なぜアルバムのマスタリングに数週間もの時間をかけるのか。オリジナルから幾世代も離れた音源をそのまま転送すれば、確かに速く、手軽で、コストも大幅に削減できます。しかし、それは音楽そのものを冒涜する行為であり、アートにもアーティストにも、そして何よりリスナーであるあなたにも敬意を欠くことになります。

Mobile Fidelity Sound Labにとって、品質、信頼、そして誠実さは何よりも優先される価値です。妥協のない基準を貫くことで、アーティストのオリジナルの意図を守り抜き、音楽の真髄を最高の音質で届ける。そして、あなたが愛する音楽との距離を限りなく縮める。それこそが、私たちの使命であり、誇りなのです。これ以外の選択肢は存在しません。

そんなMFSLの哲学と技術を余すことなく体現する製品が、MoFi Electronicsの新作 MasterPhono フォノイコライザーアンプです。アナログオーディオの歴史に新たな一ページを刻むであろうこの一台は、伝説的なオーディオエンジニアティム・デ・パラヴィチーニ氏と、数々の革新的な製品を手がけてきたピーター・マドニック氏との共同開発によって誕生しました。マドニック氏はConstellation AudioやELACの元設計マネージャーであり、Audio Alchemyの創設者としても知られています。その輝かしいキャリアは50年にわたり、設計した製品は400を超えます。こうした音響の巨匠たちの経験と知見が、MasterPhonoの設計に余すところなく注がれています。

MasterPhonoの開発理念は至ってシンプルかつ明確です。それは、MFSLが誇る名高いアナログレコード再発シリーズの音質を、可能な限り忠実に再現すること。この崇高な目標を実現するために、徹底した研究と緻密なプロトタイピングが繰り返されました。その結果、MasterPhonoはアナログ再発盤の音の一貫性とクオリティを見事に体現し、リスナーを音楽の核心へと誘います。

MasterPhonoが紡ぎ出す音は、単なる再生ではありません。ティム・デ・パラヴィチーニ氏の比類なきチューニング技術と、ピーター・マドニック氏の革新的な回路設計が見事に融合し、音楽そのものが息づくかのような躍動感を与えます。音のディテールは細部まで鮮明でありながらも決して過剰ではなく、深みと透明感が共存する音響空間を創り出します。それはまさに、アナログの持つ豊かな表情を解き放つ体験です。

MoFi Electronics
MasterPhono
980,000円 (税別)

MasterPhonoの優れた特徴
1. 完全ディスクリート設計
MasterPhonoは、入力から出力まで完全ディスクリート構成を採用しており、アナログ信号の忠実度を最大限に保ちながら、音質の劣化を防ぎます。この設計により、極めてクリーンで自然な音楽再生が可能となります。

2. 多様な入出力
シングルエンドRCAとバランスXLRの両方の出力が備わっており、幅広いオーディオシステムとの互換性を提供します。これにより、システムに最適な接続方法を選ぶことができます。
標準的な信号入力（「電圧入力」）をRCAとXLRで接続する方法と、低インピーダンスのフォノカートリッジ用に特別に設計された「電流入力」を選択することができます。これにより、どのようなシステムにも柔軟に対応することができます。

3. 可変ゲイン設定
40dB、50dB、60dB、70dBの切り替え可能なゲイン設定を備えており、異なるフォノカートリッジやシステムに合わせて最適な音量とゲインを設定できます。

4. 精緻なRIAA回路
NOSポリスチレンとポリプロピレンフィルム/ホイルコンデンサーを使用したパッシブRIAA回路を採用しており、自然で正確な音質再生を実現しています。この選定により、音の透明度とディテールが大幅に向上しています。

5. カスタマイズ可能なローディング調整
１０ポジションのローディング調整が可能で、RCAプラグによるカスタム調整にも対応しています。これにより、低ソースインピーダンスのフォノカートリッジに適した信号を、RCAまたはXLR経由で「電流入力」として最適化できます。

6. ノイズ低減技術
カスケード接続の電圧レギュレーション・ステージが使用されており、ノイズやひずみを最小限に抑え、純粋でクリアな音質を提供します。

7. デュアルシャーシ構造
電源回路とオーディオ回路を分離するデュアル・シャーシ構造を採用しており、電源ノイズがオーディオ回路に干渉するのを防ぎ、さらに精緻な音質を実現しています。

8. デュアルVUメーター
「バランスの精度やゲイン設定の正確さを確認するのも良いですが、ただ眺めながら音楽に耳を傾けるのもまた一興です。」

左右に配置された2つのアナログVUメーターを搭載しており、カートリッジの出力信号のモニタリングやキャリブレーション（カートリッジやトーンアームを頻繁に交換するオーナーにとって、これは非常に便利な機能です。 ）に使用できます。この機能により、トラッキング精度やチャンネルバランスの最適化が可能となり、音質の細かな調整を実現します。音楽再生において極めて高い精度を求めるオーディオファイルにとって、さらなるサウンドクオリティの向上を提供します。

9. 高性能リモートコントローラー付属
高精度なコントロールを可能にする高性能リモートコントローラーを標準装備しています。このリモートは、アナログ回路のパフォーマンスを最大限引き出すために慎重に設計されており、ボリューム調整やゲイン設定の切り替え、入力インピーダンスのカスタマイズなど、細部にわたる操作を正確に行うことが可能です。さらに、リモートコントローラーは低ノイズで高い解像度を維持するため、制御信号の干渉を最小限に抑え、オーディオパフォーマンスに一切の妥協を許さない仕様となっています。このリモートコントローラーを使用することで、リスニングポジションから離れることなく微調整をリアルタイムで行うことができ、システム全体のバランスを完璧に追い込むことが可能です。オーディオパフォーマンスに一切の妥協を許さない仕様で、最高の音質を提供します。

10. ソフトウェアアップグレード機能
USB経由でソフトウェアのアップグレードが可能であり、将来的な機能追加や改善が容易です。これにより、長期間にわたって製品の性能を向上させることができます。

*MoFi Electronics の Steve Shade氏は、MasterPhonoのフォノステージはすでに完成された設計を採用しているため、これらのアップデートはそれほど頻繁には行われないが、Peter Madnick氏が操作や制御の追加や改良を思いついた場合は行うことができると語っています。

MasterPhonoの魅力
MasterPhonoは、人工的な色づけを一切行わず、オリジナルのマスターテープのサウンドを忠実に再現します。高性能でありながら、アクセス可能な価格帯を維持しており、 音楽愛好家にとって理想的なフォノアンプです。その精緻な設計と高度な機能により、アナログレコードの音質を最大限に引き出し、オリジナルの音源に最も忠実な形で再生します。

本製品は、MoFi Electronicsの先進的なエンジニアリングと長年培ってきたオーディオ技術が結実した結晶です。エンジニアリングの巧みさと音質へのこだわりが融合し、MFSLの再発レコードのような卓越した音質を実現することに成功しました。多機能でありながら直感的に操作できる設計が、ユーザーを煩わせることなく、そのポテンシャルを存分に引き出します。音楽が息づき、空間を満たすような再生体験は、アナログ再生の真髄を感じさせるでしょう。

MasterPhonoは、 単なる機能性を追求した機器ではなく、 音楽が持つ美と感動を忠実に映し出す存在です。高品質なレコード再生を求めるすべてのオーディオファンにとって、まさに信頼できる伴侶となるでしょう。そして何よりも、MasterPhonoはフォノアンプの新たな基準を確立する一台として、その名を長く刻むことでしょう。


MoFi Electronics StudioPhono 価格：お問い合わせください
試聴・ご購入に関する詳細は、当店までお問い合わせください。 ご来店予約およびご自宅での試聴サービスも承ります。



▪️入力 : Current mode & Voltage mode ,balanced and unbalanced
▪️ゲイン：Selectable gain for MM or MC 40db,50db,60db,70db
▪️高調波歪率 : 10mV@1KHz MM low:0.005% A-Weighted
　　　　　　　10mV@1KHz MM high:0.005% A-Weighted
　　　　　　　10mV@1KHz MC low:0.010% A-Weighted
　　　　　　　10mV@1KHz MC high:0.013% A-Weighted
▪️入力インピーダンス : 15Ω , 30Ω , 50Ω , 75Ω , 100Ω, 500Ω , 1KΩ , 10KΩ , 47KΩ , ＋150pF,&”Costam”
▪️出力インピーダンス : balanced: 230Ω
　　　　　　　　　　　unbalanced: 115Ω　
▪️最大出力 : @1% THD , 10Volts RMS
▪️RIAA Accuracy : +/-0.05db
▪️Frequency Response : 10Hz – 50kHz +/-0.20db
▪️S/Nraito (20Hz – 20kHz):A-Weighted : balanced MM: 85db , 93db
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　balanced MC: 81db , 85db
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　unbalanced MM: 75db , 83db
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　unbalanced MC: 69db , 75db
▪️ロード・インピーダンス 【MM】:47.000Ω
▪️ロード・インピーダンス 【MC】:75 , 100 , 500 , 1k , 10k , 47kΩ
▪️サイズ：450W × 90H × 410D mm
▪️重量 : 7kg



MoFi StudioPhono — まるで クリスタルのように透き通る明瞭なサウンドを実現するフォノイコライザーであり、LPに刻まれた音楽の本質を余すところなく引き出す逸品です。

ティム・デ・パラヴィチーニ氏の卓越した知見が注がれた回路設計により、音楽への情熱と革新的技術が融合され、底面に配置されたDIPスイッチでゲインや負荷が自在に選択可能。さらに、モノスイッチとサブソニックフィルターが標準装備され、音の繊細なニュアンスが忠実に再現されます。

Mobile Fidelity Sound Labのマスタリングエンジニアが求める広帯域の透明性を具現化すべく、Mobile Fidelity Gain2™ Ultra Analogカッティングシステムの設計者であるティム・デ・パラヴィチーニ氏が内部回路の設計に協力。その結果、自宅のアナログシステムにおいて、LPの溝に潜む音楽の細部が余すところなく蘇ります。

また、幅広いムービングマグネット型およびムービングコイル型カートリッジに合わせた調整性が確保され、ユニット下部のアクセスしやすいDIPスイッチバンクにより、工具を必要とせず迅速なセッティングが実現される点も大きな魅力です。

設計と技術的特徴
MoFi StudioPhonoの設計において、最も注目すべきはティム・デ・パラヴィチーニ氏が監修した回路構成です。オーディオ設計の巨匠として名を馳せ、数々の名機を生み出してきた彼の知見が惜しみなく注ぎ込まれたこのフォノステージ・アンプは、まさにアナログ再生の理想を追求したものです。この価格帯では異例とも言える彼の起用は、Mobile Fidelityの揺るぎないこだわりを示しており、広帯域かつ精緻な音の表現を実現するための妥協なき設計思想が随所に見て取れます。

アナログマスタリングの権威である同氏の関与によって、マスターテープに刻まれた微細な音のニュアンスを余すことなく再現する回路設計が完成され、深みのある音場と繊細なディテールの表現力を実現しています。

・負荷インピーダンス調整：75Ωから47kΩまで9段階の調整可能（MC/MM対応）
・ゲイン設定：40dB/46dB/60dB/66dBの4段階切り替え
・特殊機能：モノラルモード切り替え・サブソニックフィルター（20Hz以下減衰）
・電源設計：ノイズ低減のため外部ACアダプター採用

StudioPhonoは、その性能と柔軟性で他を圧倒します。MC（ムービングコイル）カートリッジとMM（ムービングマグネット）カートリッジの両方に対応し、あらゆるカートリッジの特性を最大限に活かすことが可能です。最大66dBのゲイン調整機能と、複数の負荷インピーダンス設定により、音楽のディテールとダイナミクスを精緻に再現します。

音質特性
MoFi StudioPhonoは、その精緻な設計によって、アナログレコードの持つ深い魅力を引き出します。特に以下の点において優れた音質特性を誇ります。

・驚異的なノイズフロアの低さにより、微細なディテールの再生が可能
・ダイナミックレンジが広く、ロックの激しい演奏でも崩れない制御力
・低音域の輪郭が明確で、「曇りのない透明感」を保持
・モノラルモード使用時には、音像の安定性とステージ深度が向上

ミニマルで機能美あふれるデザイン
その筐体デザインは、ミニマルでありながら機能美に満ちています。アルミニウムシャーシは共振を抑制し、外部からのノイズ干渉を最小限に抑えます。その静謐な佇まいは、オーディオルームに溶け込みながらも確かな存在感を放ちます。フロントパネルに施されたロゴが示すのは、ブランドの自信と品格です。

操作性にも優れており、ゲインや負荷インピーダンスの調整は底面のディップスイッチで簡単に行えます。これにより、ユーザーは自身のシステムに最適なセッティングを即座に見つけ出すことができます。

優れたコストパフォーマンスと設置性
MoFi StudioPhonoは、価格性能比の高さが最大の強みです。66,000円という手の届きやすい価格ながら、ハイエンド機に匹敵する透明感と音楽表現力を実現しています。モノラルレコード愛好家にとって有用な機能を備えつつ、コンパクトサイズ（幅9.5cm×高さ3cm）で設置性にも優れ、さまざまなリスニング環境に柔軟に対応できます。

MoFi StudioPhonoは、単なるフォノステージ・アンプではなく、アナログレコードに刻まれた音楽の息吹を余すことなく引き出すための精密な楽器とも言えます。その静寂の中に広がる豊かな音楽表現力は、まるでアーティストが目の前で演奏しているかのような生々しい体験をもたらします。

音楽の本質を引き出す力
StudioPhonoの真価とは、カートリッジの本質を音楽の形で具現化し魂の奥深くへと染み入り、まるで生きた体験のように音楽を感じさせてくれることです。 響きの余韻に息遣いが宿り、旋律の狭間に気配が滲む。音楽が持つ本質的な美しさを余すことなく映し出し、ときに狂気すら感じさせる刹那の陶酔へと誘います。

たとえば、Pretendersの「Kid」。Chrissie Hyndeの刹那的な情感を宿した歌声はそっと寄り添い心の奥へと浸透し内面に深い感慨を灯し温かい余韻へと誘う。一方、James Honeyman-Scottの繊細なギターが紡ぎ出すフレーズは、弦上を滑るような精緻なタッチで、感情の奔流を巧みに制御しながらも、その旋律は柔和な優しさを纏っている。両者の絶妙な交錯は、詩人が織り成すような豊かな抒情性をまとい、心に深く染み入る。知らず知らずのうちに心を静かに満たし、まるで魂が解き放たれるかのように鳴り響く。優しさに包み込まれるような感覚が広がり、気がつけば、音の余韻とともに涙がこぼれそうになるほど深く心に響いている。

StudioPhonoは、単なるフォノイコライザーを超えた存在。それは、アナログ再生の原点へ立ち返り、音楽が本来持つ美しさを再発見する旅路の伴侶である。一音一音が鮮やかに解き放たれ、音楽の深淵へとリスナーを導き、心の奥底で新たな響きを生み出す。

音楽は、人生の記憶を彩り、時には未来への扉を開くもの。StudioPhonoは、その一瞬一瞬を余すことなく再現し、心の奥底にまで響くその音色は、時を超えて音楽そのものと対話し魂の奥底へと響きを深める。

これほどまでに純粋なアナログの感動を、この価格帯で享受できるものは他にない。まさに、音楽を愛するすべての人のための至高の選択肢である。

MoFi Electronics
StudioPhono
60,000円 (税別)

MoFi Electronics StudioPhono 価格：お問い合わせください
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SourcePoint 8で聴く『Love Over Gold』
Dire Straitsの『Love Over Gold』は、従来のバンドサウンドを超え、音の波が空間を染める広がりと緻密なサウンドスケープを融合させた作品です。その象徴ともいえる14分18秒に及ぶ"Telegraph Road"では、広がりのある音場と豊かなディテールが空間全体に溢れ出し、壮大な物語が紡がれていきます。"Telegraph Road"というタイトルは、アメリカの国道24号線のミシガン州を走る区間の愛称に由来し、Mark Knopflerはツアー中にこの道を通った経験に加え、クヌート・ハムスンの小説『土の恵み』からも着想を得てこの楽曲を作り上げました。

Mark Knopflerのギターは、楽曲の中で縦横無尽に駆け巡り、音楽が時間の感覚を緩やかに解きほぐしていきます。その躍動感あふれるギタープレイをSourcePoint 8で試聴すると、細部のニュアンスが鮮明に立ち上がり、音がまるで風景を描くように空間を満たしていきます。調和と緊張が絶妙に折り重なり、音のひとつひとつが感覚を揺さぶりながら、静寂と躍動が共鳴し合う至高の瞬間を生み出します。旋律が時空を超えて流れ出し、聴くたびに新たな物語が紡がれていきます。

"Private Investigations"では、緊張感のある旋律が静寂と調和し、映画のワンシーンのようなドラマティックな臨場感を生み出します。続く"Industrial Disease"では、緻密な構成の中に鋭いエネルギーを注ぎ込み、スピーカーの優れたレスポンス性能がその一音一音を鮮明に描き出します。そして、"Love Over Gold"のタイトル曲では、繊細なギターと豊かなサウンドスケープが情感豊かに響き渡ります。最後を飾る"It Never Rains"は、ゆったりとした展開の中に情熱的な演奏が溶け込み、アルバムを締めくくるにふさわしい壮麗なフィナーレを描きます。

クラシックギターと12弦ギターが織り成す音色はヨーロッパ的な雰囲気を漂わせ、壮麗な音楽世界を描き出します。SourcePoint 8での再生は、音楽がただ再生されるだけでなく、空間に新たな命を吹き込む瞬間をもたらします。

深みのある低域は、まるで地中深くから湧き上がるように力強く響き、高域は光の粒子が舞うかのようなきらめきを生み出します。音が幾重にも折り重なり、空間そのものが音楽のために再構築されていく壮大な体験。それこそが、SourcePoint 8がもたらす音楽芸術の真髄です。

アルバムを聴くたびに、リスニングは単なる音楽鑑賞を超え、精神的な旅路へと変化します。過去と未来、感覚と精神が交錯し、新たな物語が静かに姿を現し、余韻とともに心を満たします。

海外の評論家たちもSourcePoint 8を高く評価しています。Darko.Audioのレビュアーは、このスピーカーの性能に深く感銘を受け、レビュー用のペアを購入するほどでした。また、The Earのレビュアーは、精巧なエンジニアリングと音楽の細部を明らかにする能力を絶賛しています。

SourcePoint 8は、正確で安定したステレオイメージング、深みのある音場、温かみのある音調バランスを備えており、長時間のリスニングでも心地よさが持続します。特に、同軸ドライバー設計により部屋全体で一貫した音質が得られ、どのリスニングポジションでも高い満足感を提供します。

SourcePoint 8の開発とアンドリュー・ジョーンズ氏
SourcePoint 8は、アンドリュー・ジョーンズ氏のプライベートスタジオで設計・テストされたモデルで、カスタムツールによる8インチ同軸ドライバーと、ウーファーコーン内に配置された1.25インチソフトドームツイーターを中心に構成されています。同軸ドライバー設計により、音像定位の正確性が飛躍的に向上し、リスニングエリア全体で一貫した音質が得られます。音源の発生点がひとつに統一されることで時間軸のズレ（タイムアライメント）が最小化され、より自然で立体感のある音場が再現されます。SourcePoint 8は、この設計を通じてSourcePointシリーズの技術、特徴、構造を完全に継承しています。

特筆すべきは、Twin-Driveハイフラックスネオジムマグネットシステムの採用です。このシステムは磁場の均一性と効率性を飛躍的に向上させ、ドライブユニットの歪みを抑えながら正確な音を再現します。完全対称磁場を形成し、ドライブユニットのモーター構造内で発生する不要な周波数成分を大幅に低減しています。これにより、元の信号に忠実な再生を可能にし、インターモジュレーション歪み（IMD）を極限まで低減し、純粋で正確な音質を提供します。また、インターモジュレーション歪み（IMD）を極限まで低減し、純粋で正確な音質を提供します。

さらに、ウーファーコーンがツイーターの導波管として機能し、指向性を一致させることでツイーターの効率を最大化しています。これにより、卓越したコントロール、音のバランス、正確なイメージングが実現されます。さらに、ツイーターと同期して動作する8インチペーパーコーン同軸ドライバーは変位を最小限に抑え、正確な中音域と張りのある低音域の応答性、強力なダイナミクスを提供します。

また、新たに開発された波形サラウンドは線形偏位の改善を可能にし、ツイーター波の広がりによる回折の影響を最小限に抑えます。これにより、従来モデルを大きく超える精度と自然な音響再生が実現しています。SourcePoint 8は音場の細部を丹念に描き出し、豊かな音楽体験を提供する革新的なスピーカーです。

この同軸ドライバー設計により、リスニングポジションを問わず正確な音像定位を提供し、広大な音場とリアルなサウンド再生を可能にしています。クロスオーバー周波数を1.6kHzに設定することで、高域と低域のスムーズなトランジションを実現し、帯域間での位相ズレを最小限に抑えています。これにより、音楽の微細なニュアンスや繊細なディテールがクリアに再現されます。


キャビネット設計には、音響性能を最大限に引き出すための高度な工夫が施されています。3/4インチ厚の高密度HDFパネルと1.5インチ厚のラミネート仕上げバッフルを採用し、キャビネットの剛性と振動抑制を強化することで、不要な共振を大幅に抑制します。さらに、ダブルブレーシング構造により内部振動を最小限に抑え、正確な音響特性を確保しています。この構造は、従来のフラットバッフルスピーカーで見られる高周波回折による音の乱れを抑え、滑らかで自然な音場を実現し、音像定位の安定性と自然なサウンド再生を実現します。結果として、再生音は極めてフラットでニュートラルな特性を維持します。

まるで静寂の中から一音一音が浮かび上がり、音楽そのものが生きているかのような臨場感を提供する至高のリスニング体験を約束します。

また、大型リアファイリングベントが低域再生で威力を発揮し、深みとコントロール性に優れた低音を実現します。ベースラインの余韻が空間に響き渡り、全体のバランスを損なうことなく、音楽の土台をしっかりと支えます。

音楽が空間に広がるたび、その響きは新たな生命を吹き込むかのように感覚を優しく揺さぶります。再生される音楽は単なる音の羅列ではなく、深い没入感を伴いながら物語を紡ぎ出し、聴く方々を魅了し、心の奥深くまで響き渡ります。

仕様
・システム構成：2ウェイ Concentric Drive
・バインディングポスト：5way
・周波数応答：47Hz～30kHz
・インピーダンス：8Ω（最小6.4Ω）
・音圧感度：87dB/2.83V/1m
・クロスオーバー周波数：1.6kHz
・最小推奨パワー：30W
・最大入力パワー：150W
・サイズ：W290×H460×D340mm（グリル含む）
・重量：約13kg

450,000円 (税別)
color：Walnut / Black / White

SourcePoint 8 /Stands set
500,000円 (税別)

MoFi Electronics SourcePoint 8 /Stands set 価格：お問い合わせください
試聴・ご購入に関する詳細は、当店までお問い合わせください。 ご来店予約およびご自宅での試聴サービスも承ります。



UltraDeck　415,000円 (税別)

UltraDeck ＋ MasterTracker MM Phono Cartridge　490,000円(税別)
・タイプ : Dual Magnet MM Stereo
・自重：9.7g
・Tracking Force : 1.8 ～ 2.2g
・インピーダンス : 47kΩ
・Capacitance : 100pF
・再生周波数特性 : 20 – 25.000Hz
・出力電圧 : 3.5mV
・Stylus : Micro Lineor

UltraDeck ＋ UltraTracker MM Phono Cartridge　460,000円(税別)
・タイプ : Dual Magnet MM Stereo
・自重：9.7g
・Tracking Force : 1.8 ～ 2.2g
・インピーダンス : 47kΩ
・Capacitance : 100pF
・再生周波数特性 : 20 – 25.000Hz
・出力電圧 : 3.5mV
・Stylus : Nude Elliptical

UltraDeck ＋ StudioTracker MM Phono Cartridge　430,000円(税別)
・タイプ : Dual Magnet MM Stereo
・自重：6.4g
・Tracking Force : 1.8 ～ 2.2g
・インピーダンス : 47kΩ
・Capacitance : 100pF
・再生周波数特性 : 20 – 20.000Hz
・出力電圧 : 3.5mV
・Stylus : Elliptical


Harmony of Technology and Art — The Philosophy of Precision Design
MoFi Electronics UltraDeckは、Spiral Grooveを主宰するAllen Perkins氏との2年にわたる開発の結晶であり、音楽再生の新たな境地を切り拓く逸品です。Allen Perkins氏は、その代表作「SG1 (System SG1 Phantom)」で知られるターンテーブル設計の巨匠として、精緻な技術と深い音楽哲学を兼ね備えた手腕を発揮。そんな彼のこだわりが、UltraDeckに深く息づいているのです。

このターンテーブルは、妥協なき設計思想を貫き、本体にマウントされた状態で巧妙にアイソレートされたハイトルク・ACシンクロナス・モーター、高精度で製作される硬化スチール製の反転ベアリング、Allen Perkins氏設計による10インチのトーンアーム、そしてHRS社製の革新的なアイソレーション・フットの装着など、高い基本性能を誇ります。

そのデザインは、質量に頼ることなく、クレバーな発想で効率的に外部振動を遮断し、純粋なアナログサウンドの再現を可能にしています。ベース部には、振動抑制技術「コンストレインド・レイヤー・ダンプ」を応用したアルミニウムとMDFの積層構造が採用され、これが音楽の微細なニュアンスを余すことなく引き出す原動力となっています。

「Ultra」という言葉は、Mobile Fidelity Sound Labの哲学そのものであり、現状を打破し、録音されたサウンドの最高レベルの再現を追求する姿勢を表しています。UltraDeckは、標準のLPから究極のアナログ盤規格「UltraDisc One-Step」まで、溝に刻まれた音を原音に限りなく近い形で再現し、音楽の真髄を引き出します。

Ultra Tonearm — 卓越した精密工芸の象徴
アメリカでカスタム開発および製造された10インチのUltraトーンアームは、垂直面と水平面での摩擦を最小限に抑える滑らかで高品質なボールベアリングを採用し、溝にある音だけを聴くことができます。さらに、Cardas Audioの配線により、ヘッドシェルのリードから高品質の金メッキRCAコネクタに至るまで信号の純度が維持されます。

Isolated AC Synchronous Motor — 安定した回転とピッチ精度
独立した300RPM AC同期モーターは、33 1/3と45RPMの速度選択が可能なDelrin®製プーリーを備え、優れた速度安定性を実現します。高度な減衰材によりモーターの振動がターンテーブル本体に伝わらない設計となっています。

Constrained Layer Damping and HRS Isolation Feet
UltraDeckのシャーシは、MDFボディに3枚のアルミニウムプレートを慎重に接着し、質量を増やすことで音色の変化を排除し、レコード本来のサウンドを維持します。さらに、Harmonic Resolution Systems（HRS）のエンジニアリングチームと共同開発された防振脚は、不要な振動を遮断し、ピュアな音質を保証します。

1.3-inch Delrin® Platter — 静寂を支える質量
巨大な1.3インチ厚のDelrin®プラッターは、デュポンが開発した次世代ポリマーを採用しており、質量を増すことでノイズフロアを低減します。Delrin®の結晶構造がビニールレコードと優れたインピーダンスマッチングを実現し、不要なノイズを効果的に遮断します。

細部まで息づく音楽の表情
UltraDeckが生み出すサウンドは、低域から高域まで精密でバランスの取れた再現性を誇ります。

・低域：深く引き締まった力強さとディテールの鮮やかさが特徴。ベースラインが鮮明に描写され、リズムの正確さが際立ちます。
・中域：温かみと透明感を兼ね備え、ボーカルや楽器が空間に自然に溶け込むように再現されます。
・高域：繊細で滑らか、かつ明瞭な表現が特徴。レコードクランプを使用することでさらなる精度が得られます。

美しさと機能性の調和 — 時代を超えるデザイン
UltraDeckの筐体デザインは、視覚的な美しさと機能性が見事に調和しています。ブラックとシルバーのコントラストが印象的なボディは、インテリアとしても洗練された佇まいを見せます。脚部にはHRS設計の防振脚を採用し、床面からの不要な振動を最小限に抑えます。

MoFi Electronics UltraDeckは、単なる再生機器ではなく、音楽が持つ力を再発見し、日常の中に特別な瞬間をもたらす「時間の芸術装置」です。アナログレコードを通じて、過去と現在が交差し、新たな感動が生まれる。その一瞬一瞬を体験する歓びこそがUltraDeckの真価と言えるでしょう。


MoFi Electronics UltraDeck
・駆動方式 : ベルトドライブ
・モーター：300 RPM AC Synchronous
・スピード：33 1/3 RPM , 45.0 RPM
・Platter：3kg Deltin
・ワウフラッター：0.017%～0.025%
・S/N比：74db
・カートリッジ質量範囲 : 5g ～ 10g
・トーンアームタイプ : 10″ストレートアルミニウム,
・オーバーハング : 0.71°
・オフセットアングル : 22.8″ (+/-2″ アジャスタブル)
・消費電力：＜5W
・サイズ：W510×H160×D370 mm
・重量：10kg
・ダストカバー : 付属

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